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アルケマは気候変動への対応計画を2022年7月に強化していましたが、今回2030年を目標として、より意欲的かつ新たなターゲットを設定いたします。これはバリューチェーン全体におよぶもので、Science Based Targets イニシアティブ (SBTi)*の承認を得ています。
アルケマグループは現在、2030年までにスコープ1+2の温室効果ガス排出量を2019年と比較して48.5%削減、スコープ3の排出量を2019年比54%削減することを目指しています。

2022年7月にアルケマグループは、今世紀末までに世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑えることを目的としたパリ協定の目標に沿って、新たな温室効果ガス削減目標を設定していました。
 
2022年に達成された大きな進展を受け、ターゲットはさらに引き上げられ、アルケマは現在、グループの温室効果ガス排出量を2019年と比較してスコープ1+2を2030年までに48.5%削減、スコープ3で54%削減することを目標としています。 新しい目標は、独立した世界的組織である Science Based Targets イニシアティブ(SBTi) によって承認されています。

「アルケマは、気候変動との戦いに長年取り組んできました。
エネルギー調達の方針から産業におけるイノベーション、提供するソリューションのポートフォリオから「気候と環境文化」の普及に至るまで、この好ましい軌道は全グループの構成要素を動員しており、特に当社の新しい2030年目標がSBTiにより認定されたことを誇りに思っています。」

アルケマはグループ全体で、”アルケマエネルギープログラム”を通じた各拠点でのエネルギー効率の追求に、また低炭素エネルギー調達の開発にも長年取り組んできた結果、スコープ 1+2 にさらなる改善の余地があることを確認しました。つまり、2019 年にCO2 換算量で 370 万トンであった排出量を 2030 年には 190 万トンに削減することを目指しています。

この新たな目標を実現するため、グループのアクションプランは以下に掲げる主要な手段を中心に構成されています。
 
  • サプライヤとの長期契約を通じて、各拠点で消費される低炭素スチームおよび電力の割合を大幅に増やします。 アルケマは、年間 300 GWh のバイオメタンをフランスで調達する大規模供給契約を ENGIE社 と締結し、バイオベースの高機能 Rilsan® ポリアミド 11 および Pebax® Rnew® エラストマー シリーズの二酸化炭素排出量をさらに削減します。
  • また、エネルギー効率の改善と設備の最適化については、フランスのラック工場での窒素酸化物排出用の新世代触媒の設置など、多くのプロジェクトが2022年にすでに展開されています。
さらに、この取り組み全体は、脱炭素化関連の設備投資枠によって支えられており、その総額は2030 年までに 4 億ユーロに達すると見込まれています。
 
スコープ3の温室効果ガス排出量について、アルケマグループは、排出量の削減による全バリューチェーンにおよぶ取り組みを進めており、2019年にCO2換算で1億5,200万トンであった排出量を2030年には7,000万トンまで削減することを目標にしています。

アルケマは、その達成のために、再生可能またはリサイクル原材料の割合を増やし、二酸化炭素排出量のより低い原材料を選択し、最も排出量の多い活動を削減し、Virtucycle® プログラムや、グループ会社である Agiplast を通じてポリマーのリサイクル手法の開発を目指しています。
 
さらに、当グループは持続可能な開発のためのイノベーションにおける強みを活用し、温室効果ガス排出量の削減に貢献するソリューションを提供する製品およびサービスを開発しています。
 
* Science Based Targets イニシアチブ (SBTi): CDP (カーボン ディスクロージャー プロジェクト)、国連グローバル コンパクト、WRI (世界資源研究所)、WWF (世界自然保護基金) 間のパートナーシップ。
 

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