4月28日、アルケマは国際労働機関 (ILO) が定めた世界労働安全衛生デーに例年同様に参加いたしました。 当グループは、安全面において業界トップクラスの化学メーカーを目指し、数々の意識向上活動に引き続き取り組んでいます。
アルケマは、安全と従業員の健康の保護を最優先に考えています。それらを企業の社会的責任 (CSR) の主要な推進要因としている当グループは、同僚の行動をお互いに観察し、作業や会議の開始時には規則的に安全確認を行い、安全規則に関するキットをグループの世界各拠点に配布し、人間工学に基づいて仕事場を改善するなど、従業員の労働環境の改善に積極的に取り組んでいます。
これらの実績のある主導方法により、2012年以降、要記録労働災害総発生率 (TRIR)を約半分に減らすことができました。現在のTRIRは化学業界でも最も低いレベルの1.6で、世界各拠点の従業員25,00人*に対して、発生した事故件数は69件でした。(* アルケマグループ従業員19,800人と関連会社の従業員数)
アルケマは今後もさらに取り組みを進め、2025年までにTRIRを1.2まで減らすことを目指しています。
「安全の向上は指示をされてできるものではなく継続的な努力が必要です。 今年アルケマは、事故に遭遇する可能性が高い新入社員に焦点を当て、当社の『安全文化と専門知識』を共有するために、各生産拠点で新入社員向けの意識啓発活動を展開いたします。」と安全環境課 ヒューマンファクターオフィサーのFlorence Bonettiは述べています。
このような方針に基づき、就業場所での現場トレーニングの一環として、厳格な安全研修をアルケマ各拠点においてすべての新入社員に行っています。安全研修は、職務内容によっては6ヵ月以上かかる場合があります。
Florence Bonettiは「<いつも心に安全を!> は、単なる標語ではありません。 リスク防止に役立つ警戒と行動は、全従業員が反射的に行わなければいけません。」と述べています。